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元BIGBANGのT.O.PがNetflix『イカゲーム2』のインタビューで沈黙を破る

元BIGBANGのメンバーで俳優として活動するT.O.P(本名:チェ・スンヒョン)がNetflixの話題作『イカゲーム2』のインタビューに応じることが決まった。15日に行われるこのインタビューは、長期間公の場に姿を見せなかった彼が沈黙を破り、初めてメディアに登場する重要な機会となる。

Netflix「イカゲーム2」のキャプチャ
Netflix「イカゲーム2」のキャプチャ

『イカゲーム2』のストーリーとT.O.Pの役柄

『イカゲーム2』は、復讐を誓い再びゲームに挑むソン・ギフン(イ・ジョンジェ)と、彼を迎え撃つフロントマン(イ・ビョンホン)の激しい対立、そして再び始まる命を懸けたゲームを描いた物語だ。T.O.Pは引退したラッパーで薬物中毒のサノス役を演じた。

T.O.Pの演技に対する評価は国内外で賛否両論だ。韓国国内では「不自然な演技」と批判される一方、海外の一部ファンからは「ユニークで魅力的なキャラクター」として愛されている。

出演発表からインタビューまでの経緯

Netflix側は、他の主要キャストであるイ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、パク・ギュヨン、イム・シワンなどのインタビューをすでに実施していたが、T.O.Pの名前はそのリストに含まれていなかった。このため、彼が広報活動から除外されたのではないかという憶測が広まった。

T.O.Pは2016年に大麻吸引で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた過去がある。その後、義務警察官の身分を剥奪され、社会服務要員として勤務したのち、2019年に召集解除となった。このスキャンダルにより、韓国国内での活動に慎重な姿勢を取っていた。

その後、「韓国での活動はしない」と宣言し、BIGBANGからも脱退。このため、今回の『イカゲーム2』へのキャスティングには批判の声が上がり、イ・ジョンジェやイ・ビョンホンとの「人脈によるキャスティングではないか」という疑惑も浮上した。

監督と共演者の擁護、そしてインタビューの注目点

共演者のイ・ジョンジェとイ・ビョンホンは「キャスティングに関与したことはない」と疑惑を否定。監督のファン・ドンヒョクも「T.O.Pのキャスティングはオーディションを通じて決定した」と説明し、こう語った。

「タノスというキャラクターは、常に“ハイ”なテンションで過剰な表現が意図された役だ。T.O.Pの演技はキャラクターの意図に合致していたと思う」

それでもT.O.Pに対する批判的な視線は根強く、彼は『イカゲーム2』の制作発表会やショーケースイベントなどの広報活動に一切出席しなかった。SNSの更新も停止していた彼が、ついにインタビューに応じることで、どのような発言をするのか注目が集まっている。

『イカゲーム2』の公開後、国内外での評価

『イカゲーム2』は前作から約3年ぶりに公開され、世界的に高い注目を集めている。だが、T.O.Pの出演については評価が分かれている。韓国国内では「過去に問題を起こした人物がドラマに出演するのはふさわしくない」という批判がある一方、海外では彼の演技に対し「ユーモアと個性があり、キャラクターをうまく表現している」と好意的な声も上がっている。

今回のインタビューは、T.O.Pが自らの口で過去の過ちを語り、視聴者にどのように理解を求めるのかが焦点となる。沈黙を続けてきた彼が、復帰についてどのような姿勢を見せるのかが注目されている。

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