
ムン・ガヨン「静かなイメージを壊したかった」話題のシースルーファッションの裏側を語る
ムン・ガヨンが、韓国tvNのバラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』第288回に出演し、デビュー20周年を迎えた俳優としての率直な思い、自らのイメージに対する葛藤と変化への挑戦、そして最近話題となったミラノファッションウィークでのシースルー衣装騒動に対する本音まで、包み隠さず語った。

「静かなイメージを壊したかった」— 話題のシースルーファッションの裏側

ムン・ガヨンは、ミラノファッションウィークで披露した全身シースルーの衣装により大きな注目を集めた。これに対し彼女は、「あの服はコレクション作品だったし、私は挑戦するのが好き。みんなが私を“本が好きで、おしとやか”なイメージで見るときにこそ、あえてそれを崩したくなる気持ちが生まれる」と説明した。
続けて、最近の悩みとして「話すべきときと沈黙すべきときの見極めが難しい」と語り、ユ・ジェソクに助言を求めた。ユ・ジェソクは「自分のための言葉なら我慢して、みんなのための言葉なら言う。それが私の基準」と応え、共感を呼んだ。
ドイツ生まれ、科学者の父と音楽家の母から受け継いだ気品
ムン・ガヨンは、ドイツに留学していた物理学者の父とピアノ専攻の母のもとで生まれ育った。「2人は別々の大学に通っていたけど、父が出場していた韓国人のバレーボール試合を母が見に行ったのがきっかけ」と、両親の出会いのエピソードを披露。
彼女は「姉と私はドイツで生まれ、両親は大学院に通いながら結婚した」と話し、それを聞いたユ・ジェソクは「話を聞く限り、ご家庭の品格が伝わってくる」と感嘆した。
「私の特技は待つこと」— 子役時代から20年、積み上げた実力
ムン・ガヨンは2006年、映画『先生の恩』でデビュー。10歳で韓国に帰国するとすぐに演技活動を始めた。当時は子役ブームの最盛期で、ドラマの序盤(第1~4話)を子役が担うことが多かったため、熾烈なオーディション競争にさらされたという。
「代表作がなかったから、子役出身だと知られていない人も多い。それが少し寂しく感じたこともあった」と語り、率直な胸の内を明かした。
「『待つこと』と『耐えること』の間に大きな違いはない。とにかくポジションを守り続けることが大事で、いつかチャンスは来ると信じていた」と述べ、俳優としての哲学とブレない信念をのぞかせた。
「13年間、ただひたすらオーディションだけを受け続けていた」と笑顔で語ったが、その裏には“早く成功したい”、“代表作が欲しい”という切実な思いがあったことも明かした。
多彩な才能とストイックな自己管理
ムン・ガヨンの魅力は、演技だけにとどまらない。この日の放送では、ドイツ語・英語・ピアノ演奏など、幼少期に培った才能を現在も維持していることが紹介され、徹底した自己管理ぶりが垣間見えた。
また、読書好きとして知られる彼女は、番組で自作の読書ノートを公開し、自身が書いた随筆集にまつわるエピソードも披露。真摯な姿勢と知性溢れる一面が、より一層視聴者の心を惹きつけた。

型にはまった印象に、あえて逆らってみた姿勢
「世間が抱く自分のイメージとは違う一面をあえて見せたい」と語ったムン・ガヨン。シースルー衣装も、「殻を破る挑戦」だった。常に“上品で穏やか”な印象を持たれる自分に、あえて壊したいという思いがあったという。
彼女は着実に自身の道を歩みながらも、新たな挑戦を恐れずに前進しており、まさに「信じて見る俳優」としての存在感を確立している。
ムン・ガヨンの今後にも注目
番組を通じて、ムン・ガヨンは単なる演技派という枠にとどまらず、自身を磨き続ける成熟したアーティストだと伝えられた。
放送の最後には、イ・ジョンソクらと共演するtvNの新ドラマ『瑞草洞(ソチョドン)』や『もしも、私たちが』(原題)への出演も予告され、今後も活発な活動を続けていく予定だという。
彼女がこれからどのような姿を見せてくれるのか、さらなる飛躍が期待される。


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